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これからどうする、どうなる!? アメリカで!

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アメリカでも女性は働きにくい?

日本にいた頃は、「アメリカで働く」ことのイメージはちょっと古い映画だけど、「ワーキングガール」みたいなのを漠然と思い描いていた。 もちろん、あれが現実だと思っていたわけではないけど、アメリカで働いたことのない頃の私はまさに"wet behind the ears(世間知らずな、未熟な、青二才)"だったんである。

今朝の新聞に載っていた記事を読んで、アメリカで女性がキャリアを積み続けるということは日本にも負けず劣らず大変なんだということを実感。 記事自体はオンラインでは2月23日に配信されたようなので、アルバカーキの新聞はちょっと遅いみたいだから、もう読んだ人もいるかもしれないが、女性でこれからの人生をアメリカで過ごそうとを考えている人は予備知識として読んでおくことをお勧めする。 リンクはこちら

この記事によると様々な理由で仕事を退いた女性がまた復帰する時、18%収入が減る事を覚悟しておかないといけないようだ。 ビジネスキャリアの場合は28%減、仕事から離れていた期間が3年以上の場合は37%減! という調査結果。 調査対象になったのは高学歴(大卒以上)でそれも成績上位の2400人を超える女性達。 最近ではヒューレット-パッカード社のCEOだったカーリー・フィオリナさんが表舞台を去ったりして、女性とキャリアについていろいろと注目が集まっている昨今。 女性が人生を歩んで行く上で仕事がどう人生と関わっているのか、そして女性がどういう選択をする、あるいは選択を迫られるのかという点でこの調査結果は私自身にとって、現実そのもの、まさに今私が直面している問題だ。

収入が下がる理由は色々あるようだが、調査対象になった女性の10人にほぼ4人が家族との時間のためにわざと仕事上の責任が少ない仕事、つまり収入が低い仕事を再就職する時に選んでいる。 そして、44%の対象女性が仕事を離れた理由として家族との時間を増やすことを挙げているのに対し、同様の調査を行った男性はその12%しか同じ理由を挙げていない。 やはり、アメリカでも家庭を仕切っていかないといけないのは女性のようだ。

この調査結果を読んで、色々と胸に去来するものがあって、このログを書き始めたけれど、自分自身の中でなかなかその思いがまとまらない。 疑問も色々ある。 今開会されている国連の「婦人の地位委員会」でこういうことは話し合われたりしないのかな?

やはり、私は自分の人生で何が一番大切なのか、という優先順位をしっかり持って行くしかないのかな、と思う。



by soylista_y_bonita | 2005-03-07 18:57 | アメリカで働く