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Commit するということ

英語に訳しにくい日本語があるように、日本語に訳しにくい英語もある。 私にとってそのうちの一つに commit(コミット) という言葉がある。

このcommit をリーダーズ英和辞典でみると、託する、委託する、引き渡す、確約する、義務を負う、などと出ている。 確かにcommit自体に様々な意味があり、犯罪を犯すという意味もあるし、「自殺する」という時には必ずcommit suicide という表現を使う。 辞書には出ていないけれど、私がcommitに対して持つメインのイメージは「覚悟を決める」が一番近い。

アメリカのTVドラマなんかを見ているとこのcommitがよく登場する。 特に恋人同士がけんかなんかをする時に耳にする。 問題を直視せずはっきりした態度を取らずに当たり障りなくいつも衝突を避けているような人をwishy-washy(ウィシーワシー)と呼んだり、commitment phobia(コミットメントフォビア:コミットメント恐怖症)と呼んだりする。 commitmentは commit の名詞なのだけど、この言葉が男女関係の話で使われる時は「結婚」を意味していることが多い。 つまり結婚に限らず「覚悟を決めたことに対して最終的な責任を取る」がcommitが包含する意味なんだと思う。

人生を歩んで行く上で様々な段階で色々な覚悟を決める場面があると思う。 そうやって人は大人になる経験を積み成長し、自信と責任を身につけて行くのだ。 そこには大人としての義務も生まれてくるけれど、それがcommitするということなんだ。 commitすることは自分の可能性を狭めることではないし、自分を小さくすることでもない。 時にはcommitすることで自分の行動が制限されることもあるかも知れない。 前出のリーダーズ英和辞典にもcommitには「のっぴきならないはめに置く」という意味も出ているいるぐらいだ。 しかし、その「のっぴきならない状況」に恐れをなしてcommitしないのはかえって自分の可能性や成長の機会を逃してしまうのではないかと思う。

人生はcommitmentの連続。 commitmentの後には新しいcommitmentが待っている。 一度避けたって、またやって来る。 commitしていない事は必ずまためぐって来るのだ。 その時に「覚悟を決め、それに対して責任が取れる」自分でありたい。


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by soylista_y_bonita | 2005-03-08 18:15 | アメリカで生活する