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映画 “In Good Company”

と言う訳で、 昨日書いた格安映画館で見たかった映画、“In Good Company”をこの間見た。

デニス・クエイド(メグ・ライアンと離婚してから、良い映画に出るようになったような・・・)演じる主人公がニューヨークからロサンゼルスへ出張する朝の様子からこの映画は始まるのだが、決定的に日本映画と違う!と思ったことは奥さんが起きて来ない! ストーリーを追っていっても特にぐうたら奥さんでもない。 日本でもお父さんが、自分で朝、用意して出勤する図は普通になったのだろうか? それでも私は「おぉー、さすがアメリカ、自分のことは自分でネ!だなー!」と変に感心してしまった。 かく言う私とて、夫が朝出て行く時はまだ寝ている・・・ こういう所はすぐ感化される私である。

この“In Good Company”は映画としての完成度はそれほど高いとは思わなかったけど、デニス・クエイドの新しい上司役を演じるトファー・グレイスが思っていた以上に良かった。 私は彼が出演しているTV番組の“That 70’s Show”をちゃんと見たことがないので、どういう演技をする人なのかは全然知らないのだけど、今までの人生を振り返って、自分が本当にやりたいこと、手に入れたいものは何だったのかを見失ってしまう青年をとてもよく体現していたように思った。

アメリカではまるで日常茶飯事のように繰り返される企業の吸収合併に絡んだストーリーなのだが、表には出ないだけで、実際にこういう状況は本当に有り得るのかも知れないな、と思った。 吸収合併に伴うレイオフや解雇。 高給取りが明日をも知れない状況に陥るビジネスの残酷さ。 家族と仕事のバランスと両立の難しさ。 そんなことを考えた映画だった。 タイトルの“In Good Comany”がどういう意味なのか調べたら、「今は立派な人物でも同じような間違いをしたことがあるのだから、自分がそういう間違いをしたからと言って恥じることはない」という長ったらしい意味がCobuildに載っていたがなんだか救いのあるタイトルでほっとさせられた。

と生真面目なことを書いても基本的にはこの映画はコメディー。 色々と笑わせてくれるところがたくさんあった。 気軽に見たって全然問題ない映画。 ちなみに、いつもデニス・クエイドを見るとグリーンベイ時代の上司を思い出す。 なんとなく雰囲気が似てるんだよね。 夫は全然似てないって言うんだけどさー。

by soylista_y_bonita | 2005-03-12 18:11 | アメリカで生活する