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『Shall we ダンス?』と『Shall we Dance?』

夫のTが比較社会文化のペーパー(レポート)のために最近ハリウッドでリメイクされた『Shall we Dance?』とオリジナルの『Shall we ダンス?』を借りて来たので、一緒に見た。

オリジナルの『Shall we ダンス?』は以前ウィスコンシンで見ていたが(ビデオではなくなんと映画館で!)あらすじは覚えていても細かいところは忘れていたので、両方見るのはなかなか面白かった。

ハリウッド版の『Shall we Dance?』は舞台を私の大好きなシカゴに移し、役所広司の役をリチャード・ギアが演じている。 ハリウッド版のはオリジナルに比べれば、確かに「それはないでしょー」と思わせるようなハリウッドならではのロマンティックなシーンや歯が浮くような台詞が一杯出て来るとか、ちょっとした細かいところは違っていたのだけれど、大筋ではオリジナルに忠実にリメイクされていた。

同じような繰り返しの毎日を送ると、何かをどこかに置いて来てしまったような空虚感に襲われるのは洋の東西を問わないようだ。 リチャード・ギアはダンス初心者の役にしては競技会のシーンではちょっと上手すぎたけど、なかなかコミカルな演技でこの「毎日、何かが足らない」サラリーマンをキュートに演じていた。

一番の違いは奥さん。 オリジナルでは原 日出子、ハリウッド版ではスーザン・サランドン。 強い女性を演じることの多いスーザン・サランドンが専業主婦なわけがない。 オリジナル版でも一つ発見があった。 “In Good Company”のログで「決定的に日本映画と違う」と書いた「奥さんが朝起きて来ず、旦那さんが自分で朝食を用意する」シーンが実はこの『Shall we ダンス?』には出て来た~。 びっくりだ! それも奥さんは専業主婦だ。 ハリウッド版の奥さんはシカゴダウンタウンの目抜き通り、ミシガンアベニュー北側にある高級デパート、Saks Fifth Avenueのえらいさんらしい。 オリジナルよりも奥さんの様子が多く出て来て、私はその点は良かったと思う。

一つ残念だったのは関西では「引越しのサカイ」のCMで有名な(全国的にはNHKドラマ「ロッカーのハナコさん」の取締役の役かな?)徳井 優の役が全く違うものになっていたこと。 ああ言う、ちょっとベタベタの関西系のキャラがハリウッド版にもあれば面白かったのにな、と思った。 たとえば、思い切り南部訛りのレッドネック系にしてみるとかね。 竹中直人の役はスタンリー・トゥッチという俳優がやっている。 さすがに竹中直人ほどアクがある人ではなかったので、ちょっと物足らない気もしたけど、オリジナルと同じようにやってしまっていたら、浮いてしまったかも知れないので、あれぐらいがちょうど良いのか、とも思う。

期待していた以上にハリウッド版はよくできていたと思う。 日本みたいに社交ダンスがこの映画でブームになるとは思わないけど、夫婦のあり方を見つめ直すという点では何かを人の心に残せる映画じゃないかな、と思うので、既婚者にはお薦め度高し!


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by soylista_y_bonita | 2005-05-11 16:11 | アメリカで生活する