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今更だけど、“Runaway Bride”

このタイトルを見て、シャネルズを思い出したあなた、私と同世代です。 映画の“Runaway Bride”を思い出した方はなかなかの映画通。 オリジナルタイトルで覚えてるんですから。 邦題は確か「プリティブライド」。 そして、そして、「あ~、最近あったあの狂言事件ね~」と思ったあなたはアメリカ在住ね?

一時はテレビもラジオもこのニュースばかり。 特にこのRunaway Bride(逃げ出した花嫁)、アルバカーキで見つかったので、ここ地元のTV局では連日トップニュースはこの事件だった。 それも彼女が911(アメリカの110番)に電話した場所って言うのが私が住んでいるところから車で5分足らずの場所。 アルバカーキにはFBIの大きなオフィスもあるので、FBIエージェントもTVに出てインタビューに答えていた。 いいのかな、顔出して。。。(サングラスはかけてたけど・・・)

長い話をざっと短くしてみると、ジョージア州のDuluth(TVでは“ダルース”と発音しているように聞こえた)出身の女性が結婚式の4日前に蒸発。 家族や婚約者の家族は皆色々と心配して大掛かりな捜索を開始。 そして、結婚式の前日(金曜日)にグレイハウンド(アメリカの長距離バス)でラスベガス経由でアルバカーキにやって来て、警察にパニック状態で電話。 アトランタでヒスパニックの男性と白人女性に銃を突きつけられて誘拐され、アルバカーキに連れて来られた、二人は怖じ気づいて彼女を解放しやっとの思いで警察に電話した、、、という話。 ところが、これが全くの自作自演だったことから、メディアは上へ下への大騒ぎ。 詳しく知りたい方はGoogleでRunaway Bride、 Jennifer Wilbanks、Google.co.jpならジェニファー・ウィルバンクスと入れるとどっさり出て来るので、そちらにお任せいたします。

なんで今更この事件を取り上げるかと言うと昨晩の“The Tonight Show with Jay Leno”でこの事件をネタにしたコントがあったのと、こういうニュースも見つけたから。

私もなんとなく、感じてはいたけど、狂言誘拐としたって犯人にマイノリティーが含まれているのはやっぱりあまりにも型にはまり過ぎ。 ラティーノ(ヒスパニック)グループが謝罪を求めるのも無理ないように思う。 この記事ではもっと色々と踏み込んで、アメリカで過去に起った人種偏見による冤罪や歴史的背景、反対に白人だから被害者だと信じ込んでいたら、実はその人が犯人だった、、、という事件のことも書かれていたけれど、私自身がアメリカで一マイノリティーとしてことある毎にそれを意識させられている。 別に露骨に差別されたとか、犯罪者扱いされたとか、嫌疑がかけられたとかそういう深刻な事態に陥ったことはないけれど、映画“Snow Falling on Cedars”(邦題: ヒマラヤ杉に降る雪)を思い出してしまった。 歴史的にどうしてもそういう偏見というか一般的な固定観念みたいなものはなかなか変わらないのか、、、と感じる。

また反対にこの逃げ出した花嫁が白人ではなくマイノリティーだったり、家族が地元の名士じゃなかったら、ここまで派手にメディアも取り上げなかったのでは?とも思う。 1996年の年末にコロラド州で起ったジョンベネ・ラムジー事件でも同じようなことを思った。

実際の誘拐事件じゃなくて、このRunaway Brideの場合は本当に良かったけれど、マイノリティーという立場はいつ何時どんなことが起るかわからない、と思っておいた方がいいのかな、とちょっと真面目なことを考えさせられた。
Trackback:全米を大騒ぎさせた行方不明の花嫁は、狂言失踪だった



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by soylista_y_bonita | 2005-05-22 17:03 | アメリカで生活する