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これからどうする、どうなる!? アメリカで!

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常識を持って働く

このご時勢、日本にも色んな人がいるとは思うけれど、特にここアルバカーキへ来て、今までやったことがないようなアルバイトをしていると、「こんな人でも仕事があるんだー!」と驚かされたりすることが度々ある。 いわゆる「働く」という社会参加の常識が欠けているのだ。

遅刻は当たり前、タイムカードに時刻をパンチしないでそのまま仕事しながら、食事をする。 (オフィスだったら、食べながら仕事をするってこともあるかも知れないけど、一応ここは洋服を売っているお店だしね。) ふらっといなくなったと思ったら、バックルームでずっと電話してるとか、、、、

まぁ、こんなことは大したことじゃない、って思えるように私もだいぶ器が大きくなった(!?)けど、例の反りが合わない人のドタバタには私だけじゃなくて、他のみんなも呆れ返った。

アメリカでは仕事を辞める時、大抵は"two-week notice" というのを上司に伝える。 つまり、辞める日の2週間前に退職願を出すようなもの。 もちろん、一ヶ月前でもいいんだけど、普通、会社の規定で2週間以上前に会社に退職の旨を申し出るように、という項目があったりするので、ほとんどの人が2週間前ぎりぎりに申し出る。 だから、例えば "She gave a two-week notice this morning." と誰かが言ったら、その彼女は2週間後に辞めるという意味になる。

で、例の人。 two-week noticeをオーナーに告げた。 その次の日、それを撤回。 そして、数週間後、またtwo-week noticeをオーナーに告げる。 そのことをオーナーが私に言った時、「また、前みたいなことになるかも知れないですよ。」と言うと、「今度のは本気のようだったわ。」とオーナー。 そして、今度は2日後、またもや撤回! 思った通りだった。 だいたい、気がころころ変わるということは真剣に仕事を考えてなかったり、周りの人をどれだけ巻き込むかとかに全く気付いてないから。 それは毎日の仕事に絶対に現れる。

そして、この土曜日、その彼女はまたtwo-week noticeを告げたのであーる! これにはオーナーも堪忍袋の緒が切れた。 もう撤回は許されないし、オーナーもはっきり「もっと前に解雇することもできていたのだから、もうこれ以上は受け入れられない。」と言ったらしい。

正直言って、今私がやっているリサイクルショップの仕事に大卒の資格なんていらない。 「常識」と「責任感」さえあれば誰だってできる仕事だ。 仕事の内容が好きじゃなかった、ということもあるかも知れないが、基本的な「常識」と「責任感」が欠ける人はアメリカ人であれ、日本人であれ、何人であれ、どんな仕事をやってもだめだと思う。

アルバカーキを見てアメリカ全体を語ることはもちろんできないけれど、このリサイクルショップに来るお客さんやこの“例の人”なんかを見ていると、やっぱりニューメキシコ州が発展できない理由が少し見えるような気がした。


by soylista_y_bonita | 2005-08-02 16:17 | アメリカで働く