11月の第四木曜日はアメリカでクリスマスに次ぐ盛大な祝日、Thanksgiving(サンクスギビング)、感謝祭だ。
サンクスギビングの発祥については諸説あるらしいのだが、もっともらしいのはイギリスからピルグリムファーザーズが1620年12月にアメリカに上陸して、最初の収穫を祝った翌年の1621年が最初とか言われている。 彼らが渡って来て、農作を始めた時にインディアン(原住アメリカ人)達から色々と教わり、収穫できたので、インディアン達と収穫物を分け合い、祝ったのだそうだ。
なので、サンクスギビングディナーのテーブルには盛りだくさんのごちそうが並ぶ。 テーブルの真中にはデーンと七面鳥(ターキー)の丸焼きが。 付け合わせにはマッシュドポテトにグレービー(ターキーを焼いた時に出る肉汁で作るソース)、スタッフィング(ターキーの内臓を取り出した空洞に詰めて一緒に焼く。 パンと野菜、香辛料やハーブなどをまぜたものが一般的)、クランベリーソース(ゼリーのことも多い)、インゲン豆、スイートポテト(日本のサツマイモとはかなり違い、色がオレンジ色)などなど、そしてデザートはパンプキンパイやアップルパイなどパイが多い。
で、なんで七面鳥なの? だが、日本では馴染みのないこの鳥、アメリカにはすごくたくさんいるそうだ。 1621年当時でもたくさん野生の七面鳥を確保して鹿肉と共にサンクスギビングの食卓を飾ったらしい。 それ以来、伝統的にサンクスギビングと七面鳥は切っても切れないつながりがあるそうだ。 食べた感じは鶏肉がかなりパサついた感じ。 なので、クランベリーソースやグレービーなどをかけて食べるとちょうどいい感じになる。 サンクスギビング以外でも七面鳥は普通に食べられていて、ターキーハムもあるし、ターキー肉は脂肪分が少ない(つまりパサついている)ので、ダイエット派には人気。 ターキーのひき肉を使って和風の味付けをした肉そぼろをこの間作ってみたけど、脂っぽくなくしょうが醤油がしっかり染み込んでいけた。
今年の私達のサンクスギビングは、Tの指導教授のお宅へご招待頂き、Tの同級生達と過ごした。 この教授は日本に住んでいたことがあり、大の日本びいき。 息子さんは日本で働いている。
アメリカに住む日本人の家にさえそうそうない畳の部屋。 テーブルの下は掘りごたつになっているそうだ。
床の間まである。 この他にも内風呂、露天風呂あり!のお家。。。
でもキッチンはとってもメキシコ風~。 窓がたくさんあってとっても明るい。 いいなー、こんな台所。
そして、メインディッシュのターキー!
もう一つのメイン、鮭の姿焼き(?)。 サンクスギビングディナーで鮭を頂くのは初めて。
日本でも地方、家庭の味ってのがあるように、このサンクスギビングディナーもそれぞれの味がある。 私はどっちかと言うと、ウィスコンシンよりここの味付けの方がおいしいと思う。 最近やっとこのサンクスギビングディナーにも慣れてきてやっとおいしいと思えるようになった。 適応したな~。
サンクスギビングを皮切りに、クリスマス、新年とアメリカは一気にホリディシーズンへ。 私も今年こそはちゃんとクリスマス前にカードが届くようにそろそろクリスマスカード取り掛かろう!