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これからどうする、どうなる!? アメリカで!

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アメリカの良心

今朝、昨日書いた病気の治療薬をもらいに診療してもらった病院の薬局へ行った。 日本でもそうだけど、薬が出るのって結構時間がかかるから待合室でいっぱい待ってるよね。 今日行った薬局はまさにそう言う状態で待合室は満杯。。。 

入ると銀行の窓口にあるみたいな番号札(紙)を発行する機械があって、「番号を取るんだな。」って思ってたら、その機械の前に立っていた男の人が“Drop off or pick up?"と聞くので、「電話で先生は月曜日には“pick up”できるようにしておくから、、、と言っていたから・・・」 “Pick up”と言うと番号札をくれた。 「こんなところにちゃんと番号を手渡してくれる人がいるんだー!」と思っていたら、実はその人、Drop off とPick upの番号を単に取り違えちゃったらしい。。。 でもおかげで来た順よりちょっと早い番号がもらえた。

待っている間もなんせアルバカーキの病院・薬局に来るのが初めてだから、「Pick upでいいんだよね・・・」「Drop offは何???」と頭の中は完全に観察モード。 様子を見ているとDrop offは処方箋を持ってる人用でこれから薬を用意してもらうこと、Pick Upは診療が終わって、医師からの処方箋がコンピューター上に出て、薬局がそれに応じて用意し終わっているのを取りに来ること、というのがわかった。 

ま、それはさておき、私はDrop offの窓口近くで待っていたのだが、その窓口で二十代後半~三十代前半ぐらいの男性患者が窓口の人となんかもめている様子。 その男性いわく「だから医者に電話しろって言ってんだろー!」 「なんで俺が電話しなきゃならねーんだよっ! お前がしろって言ってんだろがー」と怒鳴っている。 もちろん日本語じゃないんだけど、こんな風に聞こえる。 ま、大阪弁でも良かったんだけど、もっとドスが効いちゃうから、一応標準語で。 そして、決め台詞が出た! 「おい、こら、どこ行くんだよ、待てよ、こら! Mother F@#$%r!」

ぎょ~!! 公共の場でこんな言葉聞くのマジ初めて。 私がびっくりしてると、私の二列前に座ってたおばぁちゃんが毅然と「そんな風に人に話すんじゃありません!」とビシっと言う。 そうすると、その男性、「ここでどんな話になってるか知らないでしょ? 人の話に首つっこむんじゃないよ。」と怒鳴りはしなかったものの、目はコワかった・・・ そうすると、どこからともなく、待っている人からなんとブーイングが!!! そこでそのおばあさん、「私は70ですよ。 この私にそんな口きいてごらんなさい! 許しませんよ!」 その男性はもう黙るしかなかった。 

拍手は出なかったものの、私は拍手したい気分だった。 そのおばあさんも勇敢で立派だぁ~!と思ったけど、私が一番感心したことはその男性に他の人達からブーイングが出たこと。 なんのかんの言ってもアルバカーキはまだまだ柄が悪いので悪名高い。 こんな言葉遣いももしかすると日常茶飯事なのかもと思っていたけど、やっぱり人々の良心は捨てたもんじゃない。 なんだかすがすがしい気持ちになった。 でも反面、もし彼がもっと激昂しやすい人間でピストルとかナイフとか持ってたら・・・と思わないでもなかった。

薬をもらって薬局を出ようとしたら、薬局の職員が呼んだのかすでにガードマンがドアのところで待機していた。。。
by soylista_y_bonita | 2006-02-14 15:58 | アメリカで生活する