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私の仕事 その1 - 社長アシスタント

私はもしかすると、いわゆる「社長アシスタント・社長秘書」の典型とはほど遠いかも知れない。

というのも、社長のアシスタントなんて仕事はやったこともなければ、そういう仕事をしている人と一緒に働いたこともないし、友達にもいない。  それに前任者も私が入社した時にはもういなかったので、「こんな感じ?」と毎日思いながら仕事をしている。 反対に言えば、自分がやりたいように自分のスタイルでできる、というのはラッキーなことだと思う。

会社も社長も若いし、ここはなんてたってカジュアルなアルバカーキ。 私の中にあるステレオタイプな秘書、例えば、運転手付きの黒光りしたベンツの後部座席に社長が乗り込むと、秘書がかばんを手渡し、「いってらっしゃいませ」てなことをいいながら車が見えなくなるまでお辞儀・・・ なーんてことは全くない。 だいたい最近のうちのシャチョー、マウンテンバイクで通勤してるし・・・ シャチョーの車はBeemer(BMW)のM3コンバーチブルだから後部座席に乗り込むのメチャめんどくさいし。

たまには"Sir"って言ってみたりもするけど、やっぱファーストネームだよね、アメリカって国は。 シャチョーもくだけた人だから、お互いジョーク飛ばしたり、中国との電話会議をスケジュールしたのに、それもアラーム付きで入れといたのに、ブッチしちゃったり、完璧じゃないところが人間的でいい。 ちょっとわがままだけど、無理難題は言ってこないから助かる。 とにかくシャチョーにはいい仕事をしてもらいたいので、細かなことは私が代りにやるようにいつもアンテナをはっている。 甘やかすわけじゃないけど、部屋を片付ける時間があったら、シャチョーにはもっと重要な決断をしてほしいので、私がささっと片付けるとか、あるいはジムにでも行ってちょっとストレス発散してもらうとか。

とこう、わりとりラックスした社長アシスタント業なわけだけど、気をつけていることが三つある。

一つは身だしなみ。 今はロビーに座っている、ということもあるけれど、一応社長のアシスタントだからねー。 お化粧もし、きちんとした格好をするようにしている。 社長の来客は時にはとても高名な方や著名な方もおられるので、失礼のないように。 かと言って高い服・靴を身に付けているわけでも、新しいものばかり持っているわけでもない。 この仕事の前に働いていたリサイクルショップで今も服を買う。 でも、やっぱり新しい服もまぁ、欲しくなるよね。 で最近はTheoryのスーツとか買っちゃったんだけど・・・

二つ目は丁寧な英語。 電話だといまだに焦って、ちょっとため口風になってしまったりする。  でもなるべく丁寧な英語をメールでは使うように気をつける。 失礼がないように、本当に冷や汗モノでメールを書くことも結構ある。 文法間違ってないか?とかこの単語はこの文脈に適切か?とか・・・ 「このメールの文章はなんだ? これでも社長のアシスタントか?」なんて先方に思われたら、私はいいとして、シャチョーのみならず、会社のイメージも悪くなっちゃうからねー。  私が連絡を取る相手はほとんど場合、目上の方なので、相手がファーストネームで呼んでくれ、と言うまではMr./Ms.を使うようにしている。 でも何事も中庸が肝心。 丁寧すぎないようにも気を使っている。

三つ目は笑顔。 これはシャチョーだけじゃなくて、その一日に会った人、みんなに笑顔を向ける。 「笑顔がいいからこれあげる。」って取引先の人(女性)におみやげをもらったこともあるぞ! いい笑顔を向けるためにはいい自分でいないとできない。 なので、毎日その日その日を「今日は今までで一番いい日だ!」と自分に暗示をかけるみたいに言い聞かせたりしている。

そういう私の目下の仕事はシャチョーがアメリカ政府商務省主催のインド・中国視察派遣団に参加するので、商務省のコーディネーターと連絡を取りながら、飛行機とかビザとかの手配。 意外と複雑で時間がかかるんだな、これが。 頑張ります。

さて、明日は今までで一番いい日になるぞ~!
by soylista_y_bonita | 2007-04-05 15:34 | アメリカで働く