これからどうする、どうなる!? アメリカで!

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アメリカのTV:リアリティーショー編

昨日はトーク番組についてちょっと文句をたれてみたけど、今日はリアリティーショーについて。 (私がここで言う“アメリカのTV”とはケーブル加入しなくても見られる番組、つまり誰でも見られるTV番組のこと。)

去年の夏、アメリカに戻って来てTVを見て思ったこと。 それはとにかくリアリティーショーばっかり! だと言うことだ。 TVドラマは夏はたいてい鳴りをひそめるのがアメリカのTVなので、しょうがないのかな・・・とは思ってみたものの、その時にやっていたのはとにかく素人が登場する番組だらけだったのだ。

リアリティーショーが登場した背景には、人気ドラマに出演する俳優達のギャラがものすごく高くなったため、制作費がかさみ、TV局に残る利益がどんどん薄くなっていったことがあるらしい。 そこでギャラが少なくて済む素人を登場させて番組を作ろう、ということになった(らしい)のが、約7、8年前ぐらいじゃないだろうか。 リアリティーショーの先駆け「サバイバー」が始まったのだ。 (あ、でもその前に「Who wants to marry a millionaire?」という一回限りの番組もあったな。)

この「サバイバー」がヒットしてから、もう雨後の竹の子のごとく類似リアリティーショーの登場となったわけだ。



タイトルは違うけど、内容やコンセプトはまんまパクリじゃない?と思ったのが最近ある。 例えば子供が多くて躾が行き届かず、助けを専門家に求める「Supernanny (ABC)」と「Nanny 911 (FOX)」。 二つの家族のお母さんが2週間入れ替わる「Wife Swap (ABC)」と「Trading Spouses (FOX)」。 少し調べてみたら、実はこのリアリティーショー、「Supernanny」と「Wife Swap」のどちら共イギリスが発祥なのだそうだ。 ABCはそれぞれオリジナルのタイトルをそのままアメリカでも使っているが、FOXの方は内容をまんまコピーしてタイトルは別のを付けたという感じ。 でも、FOXの抜け目ないところは、この二つの番組をABCよりも先に放送を始めたことだ。

他に「こんなのもあり? すごー!」と思ったのが、子供がお父さんの再婚相手を候補者の中から決める「Who Wants to Marry My Dad?(誰がお父さんと結婚したい?)」、 一人の男性が多数の候補者から自分の花嫁候補を選ぶ「Bachelor(独身男性)」、これの女性版「Bachelorette(独身女性)」、自分の容姿に劣等感を抱く女性が全身整形(歯も含む)に臨み、その変身後の美を競い合う「SWAN」、肥満で悩む人達が出演して誰が一番やせたかを競う「The Biggest Loser」(直訳すると、“最大に失った人”なのだが、loserには“負け犬”という意味もあり、また体重を減らすという時にはlose(失う)という言葉を使う。 普通このタイトルを何気なく聞くと“最悪の負け犬”のニュアンスに取れてしまうが、そういうところにもこのタイトルのねらいがあるのかも。)、ゲテモノを食べさせられたり、危険なことをやらされたり、とにかく無茶苦茶で全然リアリティー(現実)感のない「Fear Factor(恐怖の要素)」などなど。 この辺はまず内容がきつすぎてちょっと日本でやったら視聴者が引くと思うから、アメリカでしか見れないだろうな・・・

このブログはTVガイドではないので、詳しい番組の内容は書かないけど(と言うかちらっとしか見ていないのが多い)、山下真二が出て来て、「いや~、やっぱり釣りたての魚を焼いて日本酒で頂くのが一番いいですね~」なんてのんきにやっている(いた?)「くいしんぼう、ばんざい!」みたいなほのぼのしたリアリティーショーや「世界の車窓から」みたいにしゃれた番組はアメリカには皆無。 見た後、ちょっとジーンとするのは日本の番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」によく似た「Extreme Makeover、Home Edition(過激改造-家編 ← 私ってほんと翻訳のセンスがない。)」ぐらいかな? これとて、全編まるでSears(アメリカのデパート)の宣伝かよっという感じ。

そういう中でも陰りが出たとは言えまだまだ人気があるのが、私も見ている「The Apprentice(見習い)」と「American Idol(スタ誕 アメリカ版)」。 これを見ていつも思うことは「あの自信はどっから来るの~?」だ。 どちらの番組にしても選から漏れる人がいるわけだが、その後のインタビューで反省より、自分は優れている!一番だ! 私を落とすなんて絶対間違っているーっ# 私が絶対次のアメリカン アイドルよ! みたいなコメントを聞くと、「ここはアメリカやなぁ~!」と改めて思う。 番組中、その能力が見ているこっちにも「なかなか」と思わせる人がそう言うならまだ納得できるが、 全然な人に限ってそういう発言をする傾向があるように思う。

「The Apprentice」はアメリカの不動産王と呼ばれているドナルド・トランプが自分の会社で見習いをする人を候補者の中から選ぶ、という番組なのだが、今シーズンは大卒以上のブックスマートチームと大学を出ていないストリートスマートチームが一つの見習いポストをめぐって火花を散らしている。 今まで5回勝負があって、ブックスマートの方は一勝しかしていない。 見ていると明らかにストリートスマートチームの方が実務的。 もちろんこれはTV番組だから、リアリティーショーとは言え、アメリカのビジネススタイルの典型ではないが、ある意味“傾向”は表わしていると思う。 アメリカ人がシビアなビジネスシーンでどういう行動パターン、思考パターンを取るのか、がそれなりに見えて私としてはそこが興味深い。 日本でもカリスマ主婦(本人はもう主婦じゃないけど)の異名をとるマーサ・スチュワートが刑期を終えて出所したら、この「The Apprentice」のスピンオフ(番外編みたいなもの)をやるそうだ。 どんな感じになるのか、ちょっと楽しみ。

ところで、この「The Apprentice」にはドナルド・トランプが言う有名な台詞 "You're fired. ®" (クビだ!)があるのだが、うちの2才児はちゃんと人差し指を突き出して(中指じゃなくてよかった・・・)ドナルド・トランプがこの台詞を言うと自分も「ふぁいあー!」と言っている。 そして番組の最後にドラマティックな音楽が「ダダン、ダダン、ダダン、ダダダダダ、ダダダ~ン」と始まるとそれに合わせて自分も歌う。 近頃はドナルド・トランプがTVに出ていたり、雑誌なんかに写真が出ているのを見つけると例のドラマティックな音楽を必ず歌い出す。 いぇーい! 君こそ将来の American Idol だー!(←完全な親バカ)

最近、エントリーが長い。。。 ついつい情報を盛り込み過ぎるみたい。 もうちょっと簡潔に書けるように頑張ります。


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by soylista_y_bonita | 2005-02-20 19:56 | アメリカのTV