これからどうする、どうなる!? アメリカで!

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カテゴリ:アメリカで生活する( 82 )

日本人の髪はアメリカ人の憧れ?

私の髪は美容師泣かせ。 自分でも「髪の毛 三重苦」と呼んでコンプレックスになっている。 つまり、
「多い、固い 硬い、黒い」
最後の「黒い」は最近ものすごい勢いで白髪が増殖中なので、そのうち侵略されてしまうだろう。 それでも、東京にいた時に行っていた美容院で、髪全体に細い縦ロールカーリーのパーマをかけてアメリカに来てから、状況は一変。 インターンで行った会社でもしょっちゅう「その髪は天然? それともパーマ? どちらにしてもすごく素敵~!」と言われて、日本人にこんな天然パーマはいないぞ、と思いつつ内心喜んでいた。 町に出ても知らない人(女性)から「そのヘアスタイルはどこでやったの? ぜひそのサロンを教えて!」と言われたり、旅行で行ったシアトルではいかつい顔で筋肉隆々の黒人のお兄さんに「Hey, lady!」と呼び止められ、あたりは暗くなりつつあったので、ぎくっと立ち止まって顔を引きつらせながら振り返ったら「You have nice hair!」と言われたり。 とにかく日本でこんなに髪の毛を誉められたことはない、というぐらいアメリカでは色んな人に羨ましがられた。

白人種の髪は色にかかわらずたいていは細い、いわゆる猫っ毛。 量があっても髪の毛自体がすごく柔らかく細いのですぐにぺったんこになってしまう。 だからしっかりしていてボリュームのある髪に憧れるらしい。 「ないものねだり」に洋の東西はないのだ。 グリーンベイの会社にいたあるブロンド女性はとにかく“ヘアスプレイ命!”という感じで80年代のミュージックビデオか!と思うぐらい髪を膨らませていたし、空港のセキュリティーチェックのところで見かけた女性はアメリカのアニメ「The Simpsons」のマージかよっ!というぐらい髪の毛が上方向に細長く盛り上がっていて、セキュリティーの人に金属探知器を髪にまで当てられていた。(←笑いをこらえるのが大変だった・・・)

というワケでアメリカに来てから、自分の髪にちょっと自信が持てるようになったのだが、それを打ち砕いたのは他ならぬ美容院だった。

グリーンベイはウィスコンシンの中都市だが、まだまだ白人が人口の大半を占める町だ。 そこで日本人美容師でさえ手を焼く私の髪を扱える美容院があるかどうか不安だったので、ずーっと1年ぐらい行かずに様子を見ていたのだが、なかなかおしゃれなサロンが新しくでき、AVEDAの商品も扱っていると言うので予約の電話を入れた。 その時に私が日本人で、髪が硬い、長い、多い、時間のかかるパーマをかけたい等など説明したのだが、電話に出た人は「じゃ、2時間の予約を入れておきます。」と言うので、「日本ではこのパーマはいつも4時間かかってたんですけど・・・」と言うと「大丈夫ですよ~」と言う返事だった。

予約の日、サロンに行き、椅子に座る。 美容師さん、開口一番に「髪、多いですねー!」。 だから言ったじゃん。 ちょっと待ってて、と言うので、待っていると間仕切りの向こうで誰かに電話している。 どうも応援を呼んでいるようだ。 開店して間もない時間だったので、私が行った時にはその美容師さんしかサロンにいなかったのだ。 なんとなくいや~な予感が胸をよぎる。 まずシャンプーをすると言うからシャンプー台に座るのかと思いきや、なんとシンクに向かって座らされ、髪を洗ってもらっている間、私はシンクに前かがみに向き合うことになった。 ここは床屋かよっ! 首まわりにはタオルのみでビニールのケープみたいなのも巻いてくれなかったから、私が着ていたデニムシャツの襟はビショビショになった。 髪が長いからシャンプーが顔に流れてくるし、目はずっと閉じてないといけないし、シャンプー終わったら帰ろうかと思ったぐらいだった。 その美容師さんはアジア人の髪を扱ったことがないらしく、シャンプー自体にも閉口している様子。 やっとこさシャンプーが終わり、ちょっとカットしてパーマをかける段階になった。

この頃に応援到着。 また間仕切りの裏でなんか話してる。 なんと! 「新しくできたばっかりだから」、パーマ液、ロッド棒が足らないから買ってくる、とか言っている!!!! まじ~~~ 青くなる私。 ロッドを巻いてる間、なんとか愛想良くしようと努力している美容師さんだが、なんとなく怒ってる様子。 「だから、時間がかかる、って電話に出た人に言ったんですよ。」と言ってみる。 「今度はお店に来て予約を入れてくれると有難いな、電話に出るのは美容師じゃないから、わかんないんだよね」だと。 追加のパーマ液、ロッド到着。 放置時間の間にその美容師さんは他のお客さんを相手していたが、どうもそのお客さんに予約の時間を変えて来てもらっていたようだ。 さらに、キャンセルしないといけなかったお客さんもいたらしい。 別に聞こえよがしに言っていたわけではないが、私も一応英語がわかるというのを忘れているのか、、、と思ったよ。

そうこうするうちに中和液をかけて、ちょっとおいて一応パーマ完成。 見た目はそれなりにできた。 やはり約4時間経過していた。 流して、コンディショナーつけて、ブローかと思ったら、なんとブローなしで終わりだった。 「え?ブローないの?」って聞いたら、ブローは予約に入ってない、と言う。 日本だったら、シャンプーしたら、普通ブローは何も言わなくても付いてくるが、アメリカは後で聞いた話だけど、全部独立メニューになっているところが多くて、ブローを最後にしてほしければ、それも予約時に言わないといけないらしい。 (もちろんセットにしているところもあるので、それぞれ要確認)

会計のところに行って、支払おうとクレジットカードを出したら、また「新しく開店したばっかり」だから、カードが使えないと言う。 タオルドライだけのグショぬれの髪から水をしたたらせながら、現金を見たが、全然足りない。 そういう時に限ってチェックも持っていない。 結局は私のバッグを店に置いて家へ帰り、チェックを持ってまた店に戻り払った。 請求金額を聞いて驚け~! なんと$200! チップ払いたくなかったけど、美容師さん自体は頑張ってくれたので、しょうがないか、、、とチップを入れて$240ぐらい確か払ったと思う。 なぜそんなにかかったのか。 美容師さん曰く、パーマ液を約4人分使わないといけなかったかららしい。 普通のパーマが$50なので、4人分で$200。 シャンプーとカットはサービスだと。。。 ありがとよ~。 日本でさえそのパーマは2万円もかからなかったのに・・・と思いつつグリーンベイの寒空に出た。 髪が凍りそうだった。

それ以来、アメリカでは美容院に行っていない。 年に一度日本に帰る時に国際電話で予約を入れていつもの美容院に行くことにしている。 ニューメキシコに来てからもまだ美容院に行っていない。 もうこうなったら、上の体験はトラウマ、PTSDみたいなもんだよ。 ニューヨークやカリフォルニアなど日本人が多いところならこんなことはないのかも知れない。 田舎町に行く方、髪型はシンプルに、そして新規開店のサロンには要注意!



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by soylista_y_bonita | 2005-02-15 16:53 | アメリカで生活する

人が動けばチップも動く

(いや~、PCの調子が悪くて、直してもらってたら、全然更新できませんでした。 コメントは別のPCからちょこちょこって書けたんだけどね。 こういう書き物って私の場合、うるさいとこではできないので、T(夫)とK(息子)を寝かしつけてからになっちゃうんで、その別のPCからはできませんでしたー。)

アメリカでホテルで荷物を運んでくれたポーター、タクシー、そしてレストランで食事したら食事代の他にチップと呼ばれる心付けがいる、というのは有名な話だから、海外旅行をした人は少しはチップの経験があるのではないかと思う。 日本にあるような喫茶店に私はアメリカで遭遇したことがないのだけれど、もし日本と同じようにお茶やケーキなんかを持ってきてくれる喫茶店があれば、やはり同じようにチップがいるだろう。 チップの相場はだいたい飲食代の15~20%ぐらい。 スタバやファーストフードなどセルフサービスのところはレジ近くにチップをいれるビンが置いてあったりする。 こういうところは律義に15~20%とかじゃなくて、単にお釣の硬貨を入れたりするだけでも問題なし。

ただ、チップの習慣がない日本から来ると、これがすごく面倒だ。 初めてクレジットカードで食事した時、どうやってチップを払えばいいんだろう、ドキドキ・・・なんて思っていたら、やって来たレシートにちゃっかりチップを書く欄がある。 そこにお客さん本人が渡したいチップの額を書き込んで、合計金額も“お客”が計算して書き込む。 もし、チップは現金で置いていきたければ、レシートのチップの欄には「0」を書いておけばそれでいい。 こういう作業は慣れないうちは本当に面倒くさい。 でもよく考えれば、チップはお客さんの満足度を示すものだから、サービスが良くてまた来たいな、と思えば、ちょっとはずむ。 反対にサービスが悪くて、二度と来るもんか! なんて時は1セント硬貨だけ置いておく、なんてこともできる。 こういうところにもアメリカらしい自己主張の習慣が見える。

このチップ、実はウェイティングスタッフだけではなくて、厨房で働いているコックさんや洗い場さんにも分配されるので、少しでもチップの額を上げようとウェイティングスタッフもいろいろ飲み物やら、サイドディッシュやらデザートなんかを薦めて来る。 こういうチップも収入の一部になる仕事をしている人をアメリカではtipped employeesと呼んでいる。 アメリカ連邦政府は一般就労者の最低賃金は現在$5.15、そしてチップ込み就労者の最低賃金は$2.13と取り決めている。 アメリカでは州ごとに法律が違ったりするが、最低賃金に関しても連邦政府が定める額を下回らなければ州が決めることができる。(カンザスとオハイオは例外) 例えばニューメキシコのチップ込み就労者の最低賃金は$2.575。(←ずいぶん細かい) カリフォルニアは一般もチップ込み労働者も同じ最低賃金で$6.75となっている。 (参考:U.S. Department of Labor Employment Standards Administration Wage and Hour Division) もし、チップを足しても最低賃金に満たない場合は雇い主がその差額を払わないといけないことになっている。 だから、チップを稼げない人はすぐクビになったりするわけだ。

このtipped employeeのカテゴリーに入らない職業でもチップを払う習慣が色々あるというのにアメリカに住んでから知った。 例えば、宅配ピザのドライバー、美容院、ネイルサロン、エステティックサロン、何かの修理に来てもらった時などなど。 初めてアメリカで美容院に行った時、チップを払うなんて知らなかったので、そのまま請求された金額だけ払って帰って来たことがあった。 どおりで会計の人が変な顔をしていたわけだ。 ま、そこへは一回しかいかなかったから良かったけどね。

人が誰かにサービスをすれば、相手は受け取った商品だけでなく、その人から受けたサービスにも報酬を払う。 それがこの国の考え方のようだ。 日本はこういう習慣がないのに、結構サービスがいい。 時々、かゆいところに手が届くような日本のサービスが懐かしくなって、「ちょっとチップ減らしとこ・・・」と愛想の悪いウェイティングスタッフを横目に考えるケチンボの私だった。



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by soylista_y_bonita | 2005-02-14 19:53 | アメリカで生活する